研究課題/領域番号 |
24652090
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
石塚 晴通 北海道大学, -, 名誉教授 (10002289)
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研究分担者 |
池田 証壽 北海道大学, 文学研究科, 教授 (20176093)
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キーワード | 日本語学 / 漢字 / 漢字字体 / 敦煌本 / 正倉院本 |
研究概要 |
漢字字体史研究の基礎資料とするために、当初の研究計画に従って平成25年度中に、以下の研究を実施した。 1.敦煌本(大英図書館蔵スタイン本及びフランス国立図書館蔵ぺリオ本)初唐宮廷写経20点の本文文字データベースを作成した。 2.正倉院本唐経30点の本文データベースを構築した。 3.敦煌本・正倉院本唐経の本文データベースと本文画像とのリンクを構築した。 4.字様書スタイン本S.388の字体規範と敦煌本初唐宮廷写経・正倉院本唐経との字体比較対照資料を作成した。 以上から得られた研究成果の一部を、東洋文庫講習会(石塚)及び第108回訓点語学会研究発表会(池田)に於いて公表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究実施計画通り敦煌本及び正倉院本の本文テキストデータを作成し、本文テキストデータと本文画像とのリンクを構築し、字様書記述との対象資料を作成し得た。
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今後の研究の推進方策 |
敦煌本初唐宮廷写経10点及び正倉院本奈良時代写経10点の本文テキストデータを更に構築し、それらと本文画像とのリンクを構築し、字書・韻書・音義の字体記述との対比を行い、研究成果を国際会議・学会に於いて公表する。
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