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2013 年度 実施状況報告書

複雑な構造を持つ音声言語の語調に関する文法的研究

研究課題

研究課題/領域番号 24652092
研究機関神戸大学

研究代表者

定延 利之  神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (50235305)

キーワード文法 / 音声言語 / 語調 / 音楽
研究概要

今年度は、本研究課題が追求する音声言語の構造的複雑さを、「話し言葉が有する構造的複雑さ」全般の中に位置づけるとともに、研究集会を通して、本研究課題を、研究代表者が追求している別の現象(通称「ショーアップ語」)と関連づけて発話行為論的に展開する着想を得た。(この内容は学会誌に論文として投稿した。現時点で審査中のため、これ以上具体的な言及は避けさせていただきたいと思います。)

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定している実験に本格的に踏み込めていないので、完全に順調とは言えないが、これは実験に先立つ理論的な部分の考察が他の研究文脈と結びついて当初の想定以上に重要な結果を生み、その成果をまとめて発表する作業が続いているためで、この遅延が研究全体に対して否定的な意味合いを持つとは考えていない。「区分」の選択肢は4つで、肯定的な選択肢2のうち最上位を避けて(2)とした次第である。

今後の研究の推進方策

現時点で学会誌に投稿中の論文の採否にもよるが、これまで本研究課題で追求してきた音声言語の構造的複雑さを上位レベルのものと下位レベルのものに分け、上位レベルのものについては意味的な動機も関与してくるので後にまわし、下位レベルの複雑さを成立させている音韻的な動機を、発話行為的な観点から検討するという方向が見えてきた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 話し言葉が好む複雑な構造2014

    • 著者名/発表者名
      定延利之
    • 雑誌名

      石黒圭・橋本行洋(編)『話し言葉と書き言葉の接点』くろしお出版

      巻: なし ページ: 掲載確定

  • [学会発表] 話し言葉が好む複雑な構造2013

    • 著者名/発表者名
      定延利之
    • 学会等名
      日本語学会2013年度春季大会シンポジウム「話し言葉と書き言葉の接点」
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      20130601-20130601
    • 招待講演
  • [備考] 複雑な構造を持つ音声言語の語調に関する文法的研究

    • URL

      http://www.speech-data.jp/kaken_music/

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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