現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の現場となるアラブ首長国連合、アブダビにある高校での日本語プログラムは2011年9月開講となり、2014年6月が第一期生のコース終了となる。本研究は当該プログラムの第一期生がコースを終了する3か月前に研究期間内に計画された全研究行程を完了し結果を纏め上げ、日本語教育界に広くその結果を発表する。また教育研究方法論の分野でも、質的研究分析方法であるグラウンデッドセオリーを使用した研究プロセス、その有効性が論じられる。 本年度は1)月1回の教員レポート8回分、2)アブダビの日本語教室の現場の視察、教員との面談によるフィールドワーク、3)アブダビの大学で日本語を教える教員1名とアブダビの大学で日本語倶楽部の責任者をしている大学職員一名のインタビューをデーターとして収集/分析をした。 月1回のレポートはManabaフォリオというポートフォリオを使用し体系的に収集し、その分析を行った。分析結果の信憑性を高める為にフォローアップスカイプ面談もレポートの提出後に8回行われ、その記録は纏められた。結果は以下の学会で研究途中経過として発表した。 Yuko Ramzan, The construction of Interculturality: a case study of Japanese language teachers in UAE, 2012 International Teacher Education Dialogue- Innovation and New Ideas in Teaching and Teacher Education,Southern Cross University,Coffs Harbour, NSW, Australia,2012/08/02) 本研究方法であるグラウンデッドセオリーの第2ステージの分析となり、最終ステージへの指針が決められた。
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