本研究では、文化背景の異なる者との国際文化コミュニケーションの場面において、ウェブ遠隔会議システムなどのICTを用いてどのように国際教育に生かすことができるのか、そしてそのより良いメソッド(教育方法)について解明することを目的とし、さまざまな国の学生をスカイプでつなぎ、英語でのコミュニケーションをとるという作業を隔週で8回から10回にわたり行った。教師が参加学生らの間と取り持ち、2タイプの指示(オープンエンドな、学生らの自由な発話を求めるものと、明確な指示を随時与えて、参加者らの発言のタイミングなどをある程度コントロールするもの)を行った。資料は会話分析、エスノメソドロジーの視点から考察した。
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