• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実施状況報告書

協同学習を基盤とした内容重視の教授法が受講生の英語力と動機づけに与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 24652121
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関香川大学

研究代表者

岩中 貴裕  香川大学, 大学教育開発センター, 准教授 (50232690)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード外国語学習 / 協同学習 / 内容重視
研究概要

英語を教えるのではなく英語で教える授業を実践し、その実践が受講生の動機づけと英語力にどのように影響を与えるのかを明らかにする調査を行った。
受講生の動機づけを測定するためのアンケートは研究代表者が作成した。英語力の測定はVELC Testを用いて実施した。
平成24年度は5つのクラスにおいて調査を実施した。調査参加者の所属学部は,工学部,医学部医学科,医学部看護学科,経済学部,法学部である。
収集したデータを分析した結果,交付申請書に記載した内容を裏付ける結果が得られた。受講生の英語力の向上と英語学習に対する動機づけの向上がもたらされていた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

交付申請書の「研究の目的」に記載した内容に沿って予定通りの調査が実施できている。本研究は、理系学部を含めた複数の学部の学生を対象にCBIを実践し、高等教育機関における英語の授業モデルの確立を目指すことを目的としている。
平成24年度に実施した調査結果を分析した結果,交付申請書作成の際に記述した主張を裏付ける結果が得られている。

今後の研究の推進方策

CBIの特徴のひとつとして学生主体の学習活動を通した相互学習・相互評価が挙げられる。つまりCBIは受講生の「関係性への欲求」と「自律性への欲求」を充足すると考えられる。実践する際に、受講生の「有能さへの欲求」を充足するような内容豊かな教材を使用するように配慮すれば、自己決定理論が想定する3つの心理的欲求がすべて充足される可能性が高いと言える。その結果、受講生が内発的に動機づけられた状態になる。
動機づけの向上は結果として高い学習成果をもたらす。平成25年度はCBIの実践が受講生の英語学習に対する動機づけの向上に与える影響に焦点を当てた調査を実施する。
交付申請書に記載した予定に従って調査を実施する。

次年度の研究費の使用計画

平成25年度は直接経費として600,000円が交付される。その内訳は,物品が200,000円,旅費が200,000,調査実施のための費用が150,000円,謝金が50,000円の予定である。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 英語学習における多読と精読の役割2013

    • 著者名/発表者名
      岩中貴裕
    • 雑誌名

      ペルシカ

      巻: 40 ページ: 77-88

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Improving listening skills and motivation to learn English through dictogloss2013

    • 著者名/発表者名
      IWANAKA Takahiro
    • 雑誌名

      香川大学教育研究

      巻: 10 ページ: 1-14

  • [雑誌論文] リスニング力と学習意欲の向上に貢献する教室活動-考慮すべき3つの心理的欲求2012

    • 著者名/発表者名
      岩中貴裕
    • 雑誌名

      四国英語教育学会紀要

      巻: 32 ページ: 57-66

    • 査読あり
  • [学会発表] 工系学生を対象としたライティング指導-ライティングに対する不安の軽減-2013

    • 著者名/発表者名
      岩中貴裕
    • 学会等名
      日本国際教養学会
    • 発表場所
      岡山大学
    • 年月日
      20130317-20130317
  • [学会発表] 英語学習におけるアウトプットの役割2012

    • 著者名/発表者名
      岩中貴裕
    • 学会等名
      英語教育フォーラム「小・中・高等学校の英語教育と第二言語習得研究の関連」
    • 発表場所
      宮城教育大学
    • 年月日
      20121208-20121208
    • 招待講演
  • [学会発表] 英語学習における多読と精読の役割についての一考察2012

    • 著者名/発表者名
      岩中貴裕
    • 学会等名
      岡山英文学会
    • 発表場所
      岡山大学
    • 年月日
      20121006-20121006
  • [学会発表] アウトプット・インプット活動が言語形式の保持に与える影響―言語指導は言語形式の保持を促進するのか?-2012

    • 著者名/発表者名
      岩中貴裕
    • 学会等名
      全国英語教育学会
    • 発表場所
      愛知学院大学
    • 年月日
      20120804-20120805
  • [学会発表] 英語学習における多読と精読の役割2012

    • 著者名/発表者名
      岩中貴裕
    • 学会等名
      四国英語教育学会
    • 発表場所
      高知大学
    • 年月日
      20120623-20120624
  • [学会発表] 英語力と学習意欲の向上に貢献する授業2012

    • 著者名/発表者名
      岩中貴裕
    • 学会等名
      大学英語教育学会中国・四国支部
    • 発表場所
      愛媛大学
    • 年月日
      20120609-20120609

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi