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2012 年度 実施状況報告書

ラオス北部における危機言語および在来知アーカイブスの構築のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 24652167
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関名古屋大学

研究代表者

加藤 高志  名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (20377766)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードラオス / 危機言語 / 在来知
研究概要

研究代表者は、ラオスにおいてモン・クメール系、タイ系の危機言語の調査を行った。調査地はラオスのフアパン県、シエンクアーン県、ボーリカムサイ県、サイニャブーリー県である。調査は、2012年8月に27日間、2012年12月および20013年1月に17日間、2013年3月に13日間行った。調査したモン・クメール系言語はポーン・ピアット語、ポーン・ペーン語、ポーン・タプアン語、ポーン・プン語、イドッフ語、クシーンムール語、タブン語、マレン語、ポーン語(ボーリカムサイ県)、トゥム語、リハ語、プライ語、ムラブリ語である。調査したタイ系言語はプータイ語、セーク語である。
ポーン・ピアット語、ポーン・ペーン語については、収集済みの語彙のチェックを行い、さらに604項目からなる語彙調査票を用いて語彙調査を行った。ポーン・タプアン語、ポーン・プン語については、収集済みの303項目の語彙のチェックを行い、さらに604項目からなる語彙調査票を用いて語彙調査を行った。イドゥッフ語については、未調査であった老齢の話者を対象に303項目からなる語彙調査票を用いて語彙調査を行った。クシーンムール語については、数種の方言において303項目からなる語彙調査票を用いて語彙調査を行った。タブン語、マレン語、ポーン語(ボーリカムサイ県)、トゥム語、リハ語、プライ語、ムラブリ語、プータイ語、セーク語については、303項目からなる語彙調査票を用いて語彙調査を行った。
研究協力者は、研究代表者とともにフィールドワークを行い、犂、水車、搾糖機、蜂蜜採集など、消失しつつある物質文化の調査を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

雨季における道路状況の悪化によって行くことができなかった村を除いて、訪問を予定していた村にはすべて行くことができ、かつ予定していた調査を行うことができた。特に、森の中で移動生活をしているために、会うことができない可能性があったムラブリの人たちに会うことができ、そしてデータを収集することができた。

今後の研究の推進方策

今までのところ、特に問題はないが、調査地の雨季の道路状況がより分かるようになったため、今後の調査では、この点に注意して調査を行う予定である。

次年度の研究費の使用計画

該当なし。

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公開日: 2014-07-24  

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