研究課題/領域番号 |
24653008
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
片山 智彦 福井県立大学, 学術教養センター, 教授 (30294002)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 憲法理論 |
研究概要 |
憲法学の従来の研究成果のうち、憲法の概念、国家論、立憲主義等の憲法設計の基本となる点に再検討を加え、憲法設計に固有の問題の発見と整理に努めた。また、憲法の設計理論の構想を再確認するとともに、今後さらに検討すべき課題を洗い出す作業を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成24年度は、研究代表者の長期にわたる病気入院のため、当初の研究目標を達成することが極めて困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
現在は自宅療養中である研究代表者の体調が快復し次第、適切な補助者の助力を得つつ、下記の課題に取り組む予定である。 国家と憲法に関するドイツ国法学の理論動向について、Carl SchmittやRudolf Smendなどの古典的な業績やChristoph Moellersのような近年注目されている研究者の業績について、憲法設計という視点からの分析を行う。また、アメリカ憲法学の動向の分析を実施する。 次いで、憲法の設計理論の本体を構成する、憲法制定のプランニング、憲法の基本設計、詳細設計の方法と技術についての研究を実施する。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度は、研究代表者の長期にわたる病気入院のため、研究計画の進捗が大幅に遅れ、次年度に使用する予定の研究費が生じた。 当該研究費は、平成25年度に請求する研究費と合わせ、国内外の憲法学や関連分野の図書及び学術論文等の購入費、法情報データベースの利用料、他大学所蔵図書の複写または貸借に要する複写費及び通信費、研究補助アルバイト等の人件費等に使用する。
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