• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 研究成果報告書

憲法はなぜ人権を保障するのかーーコマーシャル・スピーチを素材としてーー

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 24653009
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 公法学
研究機関明治大学

研究代表者

高橋 和之  明治大学, 研究・知財戦略機構, 客員研究員 (70061223)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワードコマーシャル・スピーチ / 営利的言論 / 人権の観念
研究概要

本来の人権は、本人の利益のために保障されるものであり、他者の利益のために保障されるものではない。後者は、人権の道具的観念であり、人権の本質に反する。しかし、憲法は本来の人権のみならず、道具的意味での人権を保障することもあり、また、憲法がそのように解釈されることもある。このことを、アメリカのコマーシャル・スピーチ理論を素材に明らかにした。アメリカの表現の自由論においては、表現を受け取る自由に焦点を当てた道具的理解が支配的であり、その理解を媒介に、表現の自由を人権としてより、むしろ「制度」と理解する傾向が強いが、日本国憲法が想定する人権観とは異なっている点に注意が必要である。

URL: 

公開日: 2015-06-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi