本研究において、ニートやフリーターあるいはそのような状況に導く若者の早期離職など、我が国の若者が抱える雇用における問題を解決するために、現代までの経済活動が形成されてきた19世紀以降の時代における職業観を物語の中から検討し、その上で学校教育の中で仕事に対する効果的な職業意識の形成を促す教育プログラムのあり方を検討した。その成果として、主体的に学ぶ教育方法の開発をおこない、それを講義の中で実践し効果を確認し、主体的な学習のスキームとして提案した。 また、大学生への就職に関する意識調査を実施し、中国の大学生と比較することで我が国の大学生の特性を明らかにし、若者への職業人教育必要性を確認した。
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