研究課題/領域番号 |
24653074
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
桜井 良治 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (00205816)
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キーワード | 相続税 / 日露戦争 / 増税 / 臨時特別税 / 戦時国債発行 / 国債償還財源 |
研究概要 |
国税庁の税務大学校 租税資料館の資料を使って、相続税導入時期におけるその導入の必要性等についての研究をした。 東京都方南町にある公益財団法人租税資料館の資料を使って、日露戦争当時の相続税の研究を実施した。 東京都の永田町にある国立公文書館の資料を使って、明治期の租税と増税について、その基本的認識を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
必要な調査研究を順調に実施している。 研究に必要な資料を順調に収集している。 研究発表に必要な文書を基本的に執筆している。
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今後の研究の推進方策 |
日露戦争当時の日本の財政状況について、とく詳しく研究したい。 国債発行の状況とそれを償還するための財源としての相続税導入の必然性について、政府の財政資料に基づいて、研究したい。 イギリス、ドイツ等の諸外国の相続税導入の先進事例を研究して、日本との比較研究を実施したい。 横浜開港資料館で、諸外国との外交資料を収集、研究したい。 外務省の外交資料保管室で、日露戦争開戦時の戦費財源問題に関する資料を研究したい。
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次年度の研究費の使用計画 |
大学内での教育・研究が多忙を極めたため、研究出張等に出向く時間が限られた。 物品等の購入計画にそって研究機材等を購入するための選定手続きにさくべき十分な時間がなかった。 研究資料の収集と論文執筆等の時間が制限された。 本年度は、科学研究費交付の最終年度なので、以上の課題について、研究資料収集やそのまとめとしての論文での研究成果発表等を適切に実施したい。 特に、研究出張には、頻繁にでかけたい。
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