次年度の研究費の使用計画 |
本研究では,実証分析およびコンピュータサイエンスにおいて進展してきたエージェントベースモデルを通じ,企業の組織構造が企業価値に与える影響について分析を行う. 平成24年度においては,分析上,外部公表資料からは入手が困難な情報が必要であることを新たに見出しており,より有効な分析を実施するため,大規模な実態調査アンケートを実施している.その関係上、研究遂行の計画を変更しており、繰越金が発生している. 平成25年度においては,平成24年度に実施したアンケート調査結果に関する分析を実施の予定である.また,シミュレーターの設計・構築についても実施を予定している.シミュレータを用いた分析については,計算機経済学分野を代表する研究者の一人であるThomas Lux教授(キール大学)および同研究室出身のMishael Milakovich教授(バンベルク大学,ドイツ),Simone Alfarano教授(University of James I, スペイン)等との研究打ち合せを実施予定である(調査旅費). また,本研究の推進のためには,国際会議・ワークショップ・セミナーへの参加,これらの学会の主要メンバとの情報交換が不可欠である(調査研究旅費,成果発表,研究成果投稿料,外国語論文の校閲).学会候補としては,ISAGA, KES-AMSTA, ESSA, CASOS, WHNFM,PRICAI, AAAI, AAMAS, KES, IECON, HICSS, CEF, CFE, SCE, CIEF, QMF, ICAART, JAWS, WCSS, PAAA, AESCS,行動経済学会,JAFEE,SICE,経営情報学会,横幹連合コンファレンスなどがある.更に,研究会等において,本研究の一部について研究成果の配布等を行う(印刷費等).
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