本研究は美しさが競争的資源となる製品を産出する上で、デザイナーやデザイン過程、デザイナーと工房との知識ダイナミズム・デザイン産業におけるグローバル戦略等に焦点を当て、家具産業を中心として美しさを製品化につなげる事業モデルを探求した。研究対象には、主として日本と北欧の家具産業を中心として、そのビジネスモデルについて比較研究を行った。知見として、同じ産業でもハイエンドと量産では文化の影響が異なり、ハイエンドはより国の特性が反映され、量産は産地を選ばないなど、事業モデルの違いが導かれた。 本研究では、革新的デザインと美しいデザインの違いのように、感性をデザイン化するプロセスについても検討を加えた。
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