本研究は、国際広告賞/カンファレンスの実態および変化および産業界への影響を明らかすることを目的に行われた。 国際広告賞/カンファレンスは、総合(カンヌライオンズ等)と専門(SXSW等)に分化している。”総合”ではセミナーの数が増え国際広告賞のカンファレンス化が見られ、“専門”では“総合”とは異なる特徴的な運営が観察された。ここ数年の受賞作の傾向の変化は、「作品のクリエイティビティ」から「仕掛けのクリエイティビティ」へ。そして近年もっとも注目されているキーワードは「ソーシャル・グッド」。これと隆盛する「ソーシャル・メディア」の関係を探求し、“ソーシャル×ソーシャル”として分析することができた。
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