研究課題
挑戦的萌芽研究
国際理解教育が教育現場に生まれて久しいが、社会の変化に沿わず課題を抱えている。栃木県内の小中学校教員を対象に調査した結果、英語教育の発展に一定の成果が見られるものの、ますます多様化が進むこれからの社会を鑑みたとき、子どもにとって豊かな心を育むための国際理解教育が実践されていないことに、不安を感じている教員が多かった。また、中学校の総合的な学習の授業に入り込んでみると、グローバルな視野を身につけたい生徒が多くいる一方、指導方法に迷う教員側の実態も明らかになった。教員はその養成課程から、多様な価値観を理解し、創造的な授業を構築する力を身につける必要があることも、本研究を通して明らかになった。
社会学