(1) ルーマン研究、在日研究、女性労働研究の引用作法を比較すると、女性労働研究でハード科学の特徴(雑誌論文重視、英語重視、同分野重視、新しい研究成果重視など)がもっとも顕著にみられたが、ルーマン研究と在日研究の間には一定の相違があるものの、どちらが「ハード」とは言い切れない結果であった。(2) また、日英米で用いられている社会学の方法と引用作法を比較すると、米国で最も計量社会学が盛んであったが、日英に有意差は見られなかった。また、米、英、日の順で、引用文献が多く、雑誌論文重視の傾向が見られた。
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