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2012 年度 実施状況報告書

日本の繊維産業興隆期における女性労働者の労働意識と教養についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 24653133
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関大妻女子大学短期大学部

研究代表者

平井 郁子  大妻女子大学短期大学部, 家政科, 准教授 (30389895)

研究分担者 中村 邦子  大妻女子大学短期大学部, 家政科, 助教 (40171954)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードベトナム
研究概要

調査項目と方法の検討:最初に調査は、文献調査、聞き取り調査(オーラルヒストリー)とし、産業興隆期に就労した女性労働者がほとんど生存していないので、文献から当時の繊維産業の女性労働者の労働状況と女子教育の文献調査を行った。次に海外での聞き取り調査を実施するための下準備(対象国、期間など)の検討をした。
文献調査の実施:文献調査は図書館・関連する資料館で所蔵する文献を中心に調査を実施した。また、現存する会社の社史を調査し、関連する文献を発掘した。
国内聞き取り調査の実施:製糸業は民営製糸所(岡谷:宮坂製糸所、大阪:グンゼ(株))、綿紡績所は民営紡績所(大阪:大正紡績)毛紡績所(大阪:深喜(株))を調査し、大正から昭和において繊維産業に就労し、生存する女性労働者本人から当時の労働意識と教養についての聞き取り調査、資料館・社史からの資料調査などを実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初計画していた海外調査における予備調査の実施を、平成25年度の前半に延期した。これは、国内調査における予備調査(文献調査)及び本調査(聞き取り調査等)を充実させたことによるためである。したがって、海外調査の予備調査を平成25年度の前半に延期しても国内調査を充実したことを鑑みると、全体として本研究はおおむね順調に進展していると考えている。

今後の研究の推進方策

国内の文献調査および追補調査を充実させ、詳細な分析を行い、日本の繊維産業発展時の女性労働者が果たしたはたらき、就労意識と教養が時代にそってどのように変化してきたかを考察する。現在、発展段階にある国の女性労働者のはたらき、就労意識と教養について調査し、分析する。

次年度の研究費の使用計画

今年度の未使用額は、平成25年度に持越し、国内の追補調査における交通費、謝金などに充てる。平成25年度の予算は主に海外調査の交通費、謝金、分析などに充てる。

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公開日: 2014-07-24  

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