研究課題/領域番号 |
24653141
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研究機関 | 青森県立保健大学 |
研究代表者 |
斎藤 史彦 青森県立保健大学, 健康科学部, 講師 (00315566)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 更生保護 / 就労継続 / 協力雇用主 |
研究概要 |
刑余者等の就労に際してどのような問題が発生し、どのような対応がなされているかなどを明らかにすることを目的として計画を立案したが、体調不良等により当該年度の研究実績を残すことができなかった。ただし、先行研究の整理を行い、就労継続において刑余者等の側の要因として基本的な生活習慣や社会性が身についていないことや、同僚等とのトラブル発生後のフォローの必要性が挙げられること、雇用者側の要因として刑余者等の支援に関するノウハウがないことが問題となっていることなどを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
刑余者等の就労に際してどのような問題が発生し、どのような対応がなされているかなどを明らかにすることを目的として計画を立案したが、体調不良等により先行研究の整理以外は当該年度の研究実績を残すことができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度に体調不良等のために当初予定していた計画が未実施であった。そのため次年度に未実施であった計画を本年度と同様の内容で実施する。 すなわち、公共職業安定所に配置されている職場適応・定着推進員への調査を実施し、刑余者等に対する就労支援の実態と、就労支援後に発生した問題点とその対応をあきらかにする。その上で当該調査の結果をもとに当初、平成25年度に予定していたとおり、刑余者等の雇用に際して不安に感じている点などについて協力雇用主を対象に調査を実施する。
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次年度の研究費の使用計画 |
公共職業安定所に配置されている職場適応・定着推進員への調査の実施に向け、刑務所出所者等の就労および就労継続に関する現状と問題を把握するため、青森県内の職業安定所や刑務所出所者等への就労支援モデル事業を行っている東京都等に聞き取り調査行う旅費(120千円)を計上する。 聞き取り調査で明らかになったことを踏まえて作成した調査票を職業安定所に配置された職場適応・定着推進員に送付するための経費(80千円)を計上し、さらに得られたデータを集計し分析するための統計ソフト(150千円)の購入を予定している。 その他、データ入力等のための人件費(80千円)、消耗品費(70千円)の使用を計上する。
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