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2014 年度 実績報告書

多文化コミュニティワークのモデル構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24653143
研究機関大阪市立大学

研究代表者

全 泓奎  大阪市立大学, 都市研究プラザ, 教授 (00434613)

研究分担者 川本 綾  大阪市立大学, 都市研究プラザ, 都市研究プラザ特別研究員 (90711945)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード外国籍住民 / 多文化共生 / 多文化コミュニティワーク / エスニックミュージアム / 大阪 / 新北市(台湾) / 都市原住民
研究実績の概要

平成26年度は、従来の研究をとりまとめながらさらに新しい知見を加え、次の研究課題に向けた研究内容の拡大と発展を図った。まず、本研究者の調査・研究の拠点である、大阪市内のエスニックコミュニティ等を中心とした外国籍住民の生活実態の把握や、定住支援に向けたコミュニティワークの課題を探るための調査研究を行った。同地域に古くから在日コリアンや沖縄からの移住者の多くが居住していたことは、これまでの研究を実施する中で把握してきた点であり、近年結婚や就労等により来日した新移住者の人々も増えている点も確認できた。なお、当該地域においては、高齢化や若年層の地域からの流出、そして地域産業の沈滞等により、新たな地域再生に向けた取り組みが必要となっている点も明らかになった。そのような地域の現状に対し、多文化コミュニティワークの一環として、地域再生に向けた取り組みのツールともなり得る、「地域丸ごとミュージアム」というアプローチを用いて、地域再生に向けた方策を練ることにした。実践的な研究に基づいたアクションリサーチを行い、学内の競争的研究資金等も併用しながら、中間報告として当該調査対象地域におけるオンサイトの地域連携講座を企画する他、エスニックミュージアム文化講座の定例開催、そして、その成果を踏まえて同地域のエスニック地域資源をマッピングした『エスニックガイドマップ』を使った地域巡見の実施等、実践的かつ地域貢献的な研究を行ってきた。平成26年度は、上記の研究で得た知見に加え、同様にエスニックコミュニティとして知られる八尾市での実践やエスニック地域資源を総合する形で、共同研究者と共著でブックレットを刊行した。
次に、海外の関連調査として継続的に実施している内容として、台湾の新北市にある都市原住民コミュニティ調査があり、関連成果については国際シンポジウムで発表を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] Inhabitants Struggle against Resettlement of Urban Ethnic Community - The case of Sanying and Xizhou Aborginal Tribe2014

    • 著者名/発表者名
      HSIAO Hong-wei& JEON Hong-Gyu
    • 学会等名
      The 7th East Asian Regional conference in Alternative Geography(EARCAG)“The Right to Inhabit; the Asian Challenges
    • 発表場所
      大阪国際交流センター(大阪府・大阪市)
    • 年月日
      2014-07-23 – 2014-07-25
  • [図書] エスニックミュージアムによるコミュニティ再生への挑戦2015

    • 著者名/発表者名
      全泓奎・川本綾・中西雄二・鄭栄鎮
    • 総ページ数
      66
    • 出版者
      大阪公立大学共同出版会

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公開日: 2016-06-01  

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