| 研究概要 |
安心感は適応を扱う心理学の広い分野において最も重要な概念の1つである。安心感を中核にしたボウルビィのアタッチメント理論に関連する研究において、近年、プライミングにより安心感を喚起すると、共感性や援助行動など様々な向社会性がポジティブな変化を示すことが見出されている。本研究は、この現象への神経科学的アプローチを行う。感情刺激への脳活動の左右非対称性の知見に関連づけ、安心感プライミングの状態を脳波と驚愕性瞬目反射で測定し、安心感の神経基盤を探ることを目的とする。 1年目の2012年度は、脳波測定機材の整備を行い、測定方法精査のための予備実験を行った。また、Mikulincer & Shaverによる一連の研究(e.g., 2001;2005)に基づき、安心感プライミング(security priming, secure base priming)の手続きを精査し、脳波測定の枠組みに適合するように実験プログラムを作成した。
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