研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、小学校3,4,5年生計311名を対象として、数の大小判断課題を実施し、整数の数表象から小数及び分数の数表象への発達パスが連続的であるのか、非連続的であるのかについて検討した。数の大小判断課題は、iOSアプリケーションとして、独自に開発し、小学生1名に対して1台のiPodを用意することで、調査による小学校側の負担を軽減した。本研究の結果からは、どの学年でも小数と整数の大小判断課題の反応時間に有意な相関が見られ、整数から小数への連続的パスが見られた。一方、分数の反応時間と整数の反応時間との間には有意な相関が見られず、分数の表象と整数の表象との間には非連続性があることが明らかになった。
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Proceedings of the 38th Conference of the International Group for the Psychology of Mathematics Education
巻: (掲載決定)
Proceedings of the 34th Annual Meeting of the Cognitive Science Society
ページ: 2824
http://www.hs.osakafu-u.ac.jp/~okamoto/