保育園にて「学校ごっこ」プログラムを受けた年長児の小学校での学校適応について、教育実践現場において記録分析を行った。また担任の教員にインタビューを実施した。その際インタビューに含まれるのは、(1)学校ごっこで習得した学校リテラシーの就学後の影響について、(2)対象児童の学校適応状況についてであった(七木田・岡花が担当)。① 総合的な「学校ごっこ」プログラム評価を実施した(七木田・岡花が 担当)・プログラムの妥当性について・プログラムの汎用性について・プログラムの効果について、② 平成24,25、26年度の成果をもとに、毎年広島大学大学院教育学研究科附属幼年教育研究施設が開催している「保幼小連携」シンポジウムを開催した。③ 研究成果を、データベース化し、大学研究機関のホームページにて公開する。本年度は、東広島市内のS保育園年長クラスを対象に、平成24年度に精選した学校リテラシーのレパートリーを、保育の実践の中で「学校ごっこ」としてPDCA(計画―実施―点検―改善)サイクルを有した保育計画として立案した。幼児が取り組みやすいような雰囲気を維持するように配慮するためにプロジェクト学習の手法を用いて、「小学校ってどんなところ」プロジェクトも同時に実施した。
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