研究課題/領域番号 |
24653244
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
小澤 弘明 千葉大学, 人文社会科学研究科(系), 教授 (20211823)
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研究分担者 |
舟島 なをみ 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (00229098)
前田 早苗 千葉大学, 普遍教育センター, 教授 (40360739)
白川 優治 千葉大学, 普遍教育センター, 准教授 (50434254)
山内 正平 千葉大学, 普遍教育センター, 教授 (60092110)
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キーワード | 高等教育論 / 学士課程教育 / 教養教育 / 普遍教育 |
研究概要 |
本研究は、現代日本の大学において国際的通用性を有する学士課程教育を創設するために、教養教育の新しい教育モデルを提示することを目的とした。これを達成するために、①日本の大学の教養教育に関する課題の再整理(以下、「①課題再整理」)、②高年次における教養教育を含めた教養教育の再定置(「②教養教育の再定置」)、③安定的な教養教育の運営機構と教科提供システムの模索(「③安定的運営システムの探索」)、④学部をこえた共通性と専門教育との接続の検証(「④共通性と専門教育との接続のあり方の検証」)、⑤学士課程に要求される教養教育の教育目的・内容等の国際動向の探索(「⑤国際的動向の把握」)という研究課題を設定した。 平成25年度は最終年度として、これらの課題に取り組むとともに、成果の一部を学会で報告、また、自主的な公開研究会・報告会を実施することで、研究の進化と研究成果の社会的還元を行った(具体的な公開研究会は以下の通り。2013年7月5日「教養教育のあり方を考える -吉田文『大学と教養教育-戦後日本における模索』(岩波書店、2013年)をめぐって」、10月15日「特別副専攻と地域連携教育-島根大学教育開発センターの取組」、2014年3月25日・26日「連続講演研究会 大学教育のこれまでとこれから-教養教育の在り方を中心に」)。これらの自主的公開研究会は、「①課題再整理」「②教養教育の再定置」「③安定的運営システムの探索」「⑤国際的動向の把握」に関するものである。また、「⑤国際的動向の把握」に関しては、2013年11月に韓国、2014年2月に欧州の大学への訪問調査等を行った。さらに、学士課程教育の改革の新しい動向として、授業科目のナンバリング制度やクオータ制度など、新しい動向に関する状況整理を行い、千葉大学をフィールドに制度化を検討し、部分的な具体化を図ったことも本研究の成果の一部である。
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