表情分析技術を用い、複数視聴者の顔情報から自動的に講演会等の評価分析を行う解析システムを開発構築した。開発されたシステムは、講演会中の視聴者の様子を映した動画データから表情・視線・顔向きの情報を抽出する技術(マシンビジョン)を用い、多人数の時系列データを基にした各時点における講演の評価の自動化を可能にした。多様な非言語コミュニケーション(表情:喜、怒、哀、楽、不安、驚き)の抽出情報の精度を向上させたことにより、複数人の表情から得られる観客のマクロな状態情報の取得を可能にし、講演者のプレゼンテーションの文脈による聴衆の反応の変化を逐次解析ができるようになった。
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