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2014 年度 実績報告書

短期大学教育の質保証のための高校短大連携教育の在り方に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 24653259
研究機関福岡工業大学短期大学部

研究代表者

小田 誠雄  福岡工業大学短期大学部, その他部局等, 教授 (10185598)

研究分担者 武部 幸世(武部幸世)  精華女子短期大学, その他部局等, 講師 (20270077)
田尻 由美子  精華女子短期大学, その他部局等, 教授 (50216967)
神山 高行  東海大学福岡短期大学, その他部局等, 教授 (80259689)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード高校短期大学連携教育 / 入学前教育 / 初年次教育 / アクティブラーニング / ビデオ教材
研究実績の概要

26年度は、前年度までの訪問調査の結果を基に、高校-短期大学間の連携授業のあり方について、考察し実験的な連携授業を行った。
経営の厳しい短大においては、連携授業の効果が学生募集に結び付く大学とそうでない大学とに大別できる。前者の多くは幼児教育等の短大ならではの教育機関であったり、地域の中核的な大学といった第一希望での受験生が多い大学と考えられる。一方、後者にあっては、連携授業の受講者が、高校の教育活動の一環で受講している等の受動的な者である割合が高い。そのような環境では、よい授業を行っても、なかなか学生募集につながらない、というのが結論の一つである。
このような困難な状況にあっても、高校には無い授業方法、分かりやすい内容など、訴える力のある授業を施せば、志願者増に結び付く可能性は大いにある。近年アクティブラーニングが盛んに行われているが、その手法のいくつかを応用することで、目的にかなった授業に近づくと考え、ビデオ教材を利用した連携授業の実験を行った。特に、演習が授業の中心の短大では、教員の手本を受講生がまねする、という形式の授業が多いが、教員のデモをビデオに収録し、タブレットPCで自由に視聴できる環境を整えておくと、受講生が自分のペースでデモの様子を再生できるので、効果が上がると考えられる。
そこで26年度は福岡工業大学短期大学部で実施している「CADを使った家具模型の制作」という連携授業用のビデオ教材を作成し、2つの講座で使用して、有効性の検証を行った。
また、高校-短大連携講座として福岡工業大学短期大学部において上記2講座を含む、5校の高等学校に対する11講座、東海大学福岡短期大学において2校に対して3講座を、精華女子短期大学において1校に対して1講座を実施した。アンケートの一次分析の結果はいずれも良好だが、今後詳細な分析を行って、さらなる知見を得ることが今後の課題である。

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公開日: 2016-06-01  

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