研究課題/領域番号 |
24653263
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
猪瀬 武則 弘前大学, 教育学部, 教授 (40271788)
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研究分担者 |
高橋 桂子 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (50311668)
宮原 悟 名古屋女子大学, 文学部, 教授 (50239430)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | バベルの塔問題 / 用語の誤認識 |
研究概要 |
社会科教員養成における学生のつまずき「バベルの塔問題」(言語を介した意思疎通の失敗)を改善する教員養成プログラムの開発を目的とした研究である。 初年度は、社会科用語・概念に関する学生・教員の誤認識に関して『教育課程実施状況調査』や教科書分析、関連文献の分析などをもとに、大学生・教員対象の調査問題を作成するための基礎作業を行った。 質問紙の骨子には、「展開する上で困難な概念・用語」の自由記述、問題は、権利、主権、経済、市場(しじょう・いちば)、福祉、財政など20 概念を30 問、需要供給理論をはじめとした10 理論を合計40 問作成。教えることに対する意識・理解度をリッカートスタイルで。それぞれ翻訳語起因型、日常・学術懸隔型、概念共示型、授業作用懸隔型に対応した用語・概念の抽出作業を中学・高校教科書から抽出した。全国20 大学、教育実習を終えた学生対象及び社会科教員を選定した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者が、客員教授として4ヶ月ほど海外出張し、かつ、勤務先が変わることにより、研究打合せや中間検討会を十分に持つことが出来なかったため。 本来、問題作成後の調査実施にまで至るはずであったが、調査は次年度の課題となっている。
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今後の研究の推進方策 |
本来、研究2年目に、初年度の調査を基に、改善のための教員養成モデルを開発する予定であったが、調査が未実施であるため、第一に、この調査を先行させる。この結果如何に関わらず、先行の「教員養成モデル精査」は可能であるので、同時に進める予定である。 年度後半には、調査結果の分析をもとに、教員養成プログラム開発を行う予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究代表者に集約されている調査用の印刷費を執行する。 前年度十分に行えなかった研究打合せを前半に数回集約的に行い、調査と分析の迅速化を図ることによって、調査費用、旅費を執行する予定である。
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