研究課題/領域番号 |
24653263
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研究機関 | 日本体育大学 |
研究代表者 |
猪瀬 武則 日本体育大学, その他部局等, 教授 (40271788)
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研究分担者 |
高橋 桂子 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (50311668)
宮原 悟 名古屋女子大学, 文学部, 教授 (50239430)
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キーワード | バベルの塔問題 / 語用論 / 経済用語 |
研究概要 |
社会科用語・概念に関する教師・大学生対象の調査問題を作成し、予備調査を行った。 予備調査をふまえた改訂が予定の時期に完了せず、本調査には至らなかった。その理由は、第一に、想定した用語が教育学部学生にとっても違和感のあることばであったこと、第二に、正解は一つという通念に対して、リッカートスタイルでの問いかけが曖昧なものと受け止められたこと、第三に、四類型(翻訳語起因型、日常・学術懸隔型、概念共示型、授業作用懸隔型)を横断する用語が多く、統計処理上のvalidityに欠けること、があげられる。 したがって、調査問題完成は年度末となった。 なお、教員養成プログラムは、調査結果とは別に、既に提示した四類型に基づきワークショップ型開発を試み、プロトタイプを編成している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本来計画では、昨年度に交付後速やかに会議を開く予定であったが、海外長期出張などが重なり、年度末に開くことになった。この遅延により、今年度も年度早々に打合せ会議を開こうとしたが、分担者の一人の療養により、個別的会合となった。そのため、パイロット版の試行が新潟大学のみとなり、予備調査結果をふまえた改訂が年度末となり、本調査が来年度当初となって遅延となっている。なお、プログラム開発は、調査結果とは別に進めており、最終年度に、収斂されることとなる。
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今後の研究の推進方策 |
本調査を26年度初頭に行い、夏休みまでに分析。分析結果をもとに、予め準備した作業類型に基づいた教員養成プログラムを開発する。 調査は、26年度当初に日本体育大学、弘前大学、新潟大学、名古屋女子大学で実施、早々に分析する予定である。 なお、教員養成プログラムは、提示した四類型に基づき、ワークショップ型開発を試みプロトタイプを編成しているので、次年度の調査結果に基づき、ブラッシュアップしていく予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
調査問題の完成が遅れ、次年度実施となったため。 次年度早々に実施することにより、計画通り支出する予定である。
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