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2014 年度 実績報告書

プログラミング教育を始める前の事前トレーニング法の提案と教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 24653271
研究機関静岡大学

研究代表者

太田 剛  静岡大学, 情報学研究科, 教授 (40213730)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードプログラミング教育 / 情報教育 / 教材開発
研究実績の概要

本研究は、「プログラミングは、仕事の進め方をコンピュータに教える活動である」とみなし、「自分より知識レベルが下の者に対して、仕事の進め方を教える経験」を、プログラミングを学習し始める前に十分トレーニングしておく必要があるという仮説のもと、母語による事前トレーニング教材を設計・開発しようとするものである。
平成24、25年度には、教員側視点に立ち、学生が記述した説明文の何に着目してどのように評価すればよいか、換言すれば、学生に何を意識させてトレーニングを行えば成果をあげられそうかに関して知見を得た(この成果は平成25年度教育システム情報学会誌に発表)。これに基づいて90分3回の事前トレーニング・カリキュラムと教材を構成し、実験群約50名に対して実施した。トレーニングにおいて、なぜ記述不備なのかがわかるように学生へフィードバックをすることと、その後の修正がどのようになされたか、記述の変化についてデータを集めた。このデータを分析した結果、学生自身で気づき易い記述不備と、学生自身の力だけでは気づきにくい記述不備のパターンが見えてきた。
平成26年度は、学生のプログラミング作業中の行動データ(前年度授業において取得した)について、記述不備パターンとの関係を分析した。約3ヶ月間試行錯誤しながら分析を進めたが、行動データの単純な分析では目立った特徴を見出すことができず、分析にはある種の文脈が必要らしいと判断し、膨大な行動データを可視化する必要性を認識するに至った。そこで、学生のプログラムテキスト編集行動を可視化するツールを作成することにした(この成果は平成26年度情報学ワークショップで発表)。ツールによって、学生が編集作業時に何を考えていたのか推測し易くなることを確認し、今後のデータ分析の手がかりとできることを確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 初心者のプログラム編集履歴に基づいた理解不十分箇所推測支援ツール2014

    • 著者名/発表者名
      川口順平、太田剛
    • 学会等名
      第12回情報学ワークショップ
    • 発表場所
      静岡大学情報学部(静岡県・浜松市)
    • 年月日
      2014-11-29

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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