研究課題
挑戦的萌芽研究
広汎性発達障害(PDD)を有する就学年齢(6歳)以上の患者を対象とし、歯科受診の適応性を簡便かつ迅速に把握できる歯科受診適応性評価表を作成した。また同時に対象者のストレス評価の指標とするために唾液アミラーゼ活性値の計測を行った。その結果、年齢が低い時期は歯科受診が困難なことが多く、また言語、認知能力が低く、感覚過敏性の高いPDD児者は、歯科受診に際して強いストレスを受けやすく、歯科受診への適応性が低い傾向にあることが示された。本評価表を利用することにより、PDD児者の歯科受診適応性の把握に有用であることが示唆された。
小児歯科学