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2014 年度 実績報告書

高次元量子系の行列積状態の挑戦的萌芽研究

研究課題

研究課題/領域番号 24654042
研究機関九州大学

研究代表者

松井 卓  九州大学, 数理(科)学研究科(研究院), 教授 (50199733)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード量子スピン系 / 関数解析 / 基底状態
研究実績の概要

2次元格子上の量子スピン系の並進不変状態のGNS表現空間上で互いに非可換なクンツ代数の4つ組を構成することによりprojected enetangled paired stateと同じ形式の状態の表示を得る事ができた。entanglement entropyの面積則とクンツ代数の表現の性質の関係は、まだ明らかになっていない。
格子上のボーズ粒子系(特に非調和振動子)のある種のハミるとニアンはフラストレーションフリー基底状態をもつことが分かった。非有界(古典)スピン系のギブス測度の二乗可積分関数空間上でレゾルベント代数の表現を構成することによりフラストレーションフリー基底状態は構成できる。特に1次元系でハミルトニアンのスペクトルギャップが開いているとき、このハミルトニアンの基底状態の一意性が証明できる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [学会発表] On frustration Free Ground States2015

    • 著者名/発表者名
      松井卓
    • 学会等名
      QI work shop 2015
    • 発表場所
      国立情報学研究所
    • 年月日
      2015-02-18 – 2015-02-18
  • [学会発表] 量子系の matrix product state をめぐって2014

    • 著者名/発表者名
      松井卓
    • 学会等名
      作用素論・作用素環論研究集会
    • 発表場所
      東洋大学
    • 年月日
      2014-12-26 – 2014-12-26
  • [学会発表] レゾルベント代数とボーズ粒子系の統計力学2014

    • 著者名/発表者名
      松井卓
    • 学会等名
      量子場の数理とその周辺
    • 発表場所
      京都大学数理解析研究所
    • 年月日
      2014-10-08 – 2014-10-08
  • [図書] 作用素環と無限量子系2014

    • 著者名/発表者名
      松井卓
    • 総ページ数
      152
    • 出版者
      サイエンス社

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公開日: 2016-06-01  

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