近傍渦巻銀河領域の星生成領域を探索するため、可視広視野撮像装置(東京大学木曽観測所105cmシュミット望遠鏡およびKiso Wide Field Camera [=KWFC])用に調整した、電離水素(Hα)輝線と電離酸素([OIII])輝線に対応した大型狭帯域フィルターを作成した。分光測光標準星と近傍渦巻銀河の観測から、等級のゼロ点決定の精度と狭帯域フィルターによる限界輝度を導出した。また、広帯域画像から作成した連続光画像と狭帯域画像から得たM100のHα輝線画像から、この領域に計28個のHα輝線源を検出した。
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