研究課題
挑戦的萌芽研究
1-10THz帯には星間ガスや惑星大気からの様々なスペクトル線が分布する。今後、観測時間の限られるTHz帯ヘテロダイン天文観測を強力に推進するためには、THz検出器のマルチビーム化が重要となる。そのためには量子カスケードレーザー(QCL)の局部発振器応用、特にQCLの周波数安定化が重要な鍵を握る。本研究では、我々の準光学型超伝導NbTiN-HEBミクサに、逓倍型固体発振器によるTHz帯基準信号と周波数フリーランの入射信号を照射してビート信号を取り出し、これを位相比較することで、フリーランのTHz波の位相を高精度に直接制御する周波数安定化システムを開発した。
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