京都大学化学研究所内の連携研究者が運用するレーザー施設にて、原子起因の四光波混合過程を定量化する準備を進めた。並行して、統計的に有意にスカラー場が観測されなかった広島で行われたパイロット探索の結果に基づき、未知スカラー場と光子の質量ー結合関係において本探索手法により棄却できる領域を算出した。弱いレーザー場によるパイロット探索ながら、世界初の探索結果を査読付き論文として出版することに成功した。加えて、特に欧州で勃興している近未来のレーザーの高強度化計画を踏まえて、この手法に基づく未知のsub-eV弱結合共鳴場探索の展望を論文化した。
|