研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究ではガスを用いた増幅機構を担う高電場を与えるためにメッシュ構造のタングステンワイヤーをアノード電極として使用することで多線式比例計数管の利点を生かしつつ既存の検出器に比べ低コストの放射線位置検出器の実現可能性を探った。電場計算、放電試験などを経て30メッシュ/インチの工業用メッシュを電極とした検出器を試作し、シンチレータと同期する信号を観察することで動作確認を行った。放電のため長時間の安定な動作には至らなかったため改善方法を電場計算により検討した。
素粒子実験