研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、超流動ヘリウム4に対して静電場と静磁場を用いて「人工ゲージ場」を生成する方法を提案・実証し、超流動の新しい物理を開拓するものである。超流動体では電場・磁場・流れ場に「交差相関」の存在が予想され、例えば静電場Eと静磁場Hを直角に与えるとE×Hに比例する超流動速度vsが生じうる。これを実験的に検証することを目標として掲げた。研究期間内に、超流動流検出用捻れ振り子の製作、回転クライオスタットの開発と、ナノ多孔体中4Heへの電場効果の探索を行った。今後これらの装置により、電場・磁場でつくられる超流動流を、超流動ヘリウム特有の音波である第二音波のドップラーシフトにより検出することを試みる。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 2件)
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