研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究はプリオン凝集体形成の解明のために行った。プリオンは一定の構造を持たないN末端領域とC末端には三つのヘリックス構造から成っている。本研究では各ドメインにスピンプローブを導入し、凝集させ、連続波あるいはパルス電子スピン共鳴(ESR)計測した。分子間の距離計測は得られたスペクトルデータをモンテカルロシュミレーション法によるフィティングにより算出した。その結果、プリオン凝集体は互いの分子のN末端領域間は一定の分子間距離を持たないが、C末端ヘリックス領域間は近接している事が明らかとなった。これはプリオンが凝集する際にヘリックス領域が凝集体コアの形成に関わっている可能性が大きいことを示している。
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