DACにZnO圧電素子をスパッタリングで付着させ、GHz音速法を展開できる目途を2年間の期間で達成できた。具体的データの取得は今後の課題である。 本年度は、1GHz近辺の周波数を4GHz近辺に向上させるための布石、ZnO圧電素子に同軸ケーブルを接触させる手順の合理化、音速データの精度評価などを行った。前項目は、まだ完全に解決できておらず、今後のデータ取得の過程で、改良を加えていくことになる。50nsのトラベルタイムに対し0.1%での音速測定が可能であることを確認できた。この精度は予想以上であり、今後の研究展開に弾みをつけるものである。
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