今後の研究の推進方策 |
複合分光測定システムの評価と、珪酸塩メルトの測定開始 ~複合分光測定システムの評価と最適化~ システムの評価には、BK7ガラス標準試料を用いてブリルアン散乱システムおよびラマン散乱システムの校正等を行う。また実際の実験を開始するのに平行して、測定に伴うシステムの改善点等の洗い出しを院生とともに行い、随時システムの改良を行い、すべてのシステムの最適化を終わらせる。 ~珪酸塩メルトの複合分光測定の開始~ 珪酸塩試料は、MgO-FeO-SiO2の3成分系において、マントルを代表する典型的な組成を有する(Mg,Fe)SiO3,(Mg,Fe)2SiO4を使用して実験を行い、複合分光測定を開始する。測定条件は、圧力30万気圧、温度3000Kの条件から始め、圧力は約10万気圧から5万気圧刻み、温度は100度~200度刻みでの実験を行う。平成24年度末までには100万気圧、4000K以上の条件を達成させる。 また、研究計画の進捗に応じて研究協力者との連携を深め、研究計画の年度内の遂行につとめる。
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