研究概要 |
三陸沖太平洋プレート上に存在する新種の火山、プチスポット火山の活動年代分布を詳細に求めるために、採取された溶岩のArAr年代測定およびU-Pb年代測定を行った。既に求められている噴出年代は、0~8.5 Maである一方、今回新たに求められた年代は3.8, 6.2, 9.2 Maであり、火山が9百万年以上前にもさかのぼる事を示す。定常的なプレートの屈曲によるアセノスフェアのメルトの集積・上昇が原因である可能性が更に高まった。 本成果は、2014年日本地球惑星科学連合の大会で発表を行う。また、本研究と同じ手法を用いたチリ海溝沖の火山に関する学術論文Hirano et al. (2013)を発表した。
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