研究課題
挑戦的萌芽研究
気相分子の円偏光二色性を高感度に観測することを目指して、四枚の高反射率凹面鏡で形成される蝶タイ型光学キャビティを用いたキャビティリングダウン分光装置の構築を目指した。当初はナノ秒パルスOPOレーザーによるリングダウン測定を想定して研究を進めたが、連続発振(CW)レーザーによるキャビティ増強吸収法のほうが容易に検出感度の向上を望めることが明らかとなったため、二年目より方針転換を行った。可視域のCWレーザーの動作試験、二枚の凹面鏡による光学キャビティの配置最適化、キャビティ透過光強度の検出法の確立など、今後の研究展開につながる基礎的実験を行った。
すべて 2013 2012
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 2件)
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