研究課題
挑戦的萌芽研究
電子サイクロトロン共鳴(ECR)スパッタ法により、窒素ドープカーボン膜を形成し、その構造と窒素濃度、及び電気化学特性について調べた。窒素ドープ膜は、適度な窒素濃度のとき、拡張フラーレン構造を有しており、その表面は、窒素濃度によらず非常に平坦であった。この膜を電極として評価したところ、sp3結合を多く含むため広い電位窓を示した。また、窒素濃度9%のとき、高い電気化学活性を示した。酸素や過酸化水素の還元電位は、窒素を含まないカーボン薄膜電極に比べ、それぞれ0.3Vと0.15V高電位側にシフトした。また、グアノシンやアデノシンなどの生体分子の酸化に対しても高い電極活性を示すことが分かった。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (11件) (うち招待講演 5件) 備考 (1件)
Analytical Chemistry
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https://unit.aist.go.jp/biomed-ri/ci/rg/nbd-niwa/nbd-top.html