研究課題
挑戦的萌芽研究
ナノポア計測では、脂質二分子膜中に形成したチャネル膜タンパク質を通過する分子を電気的に計測する。しかしこれまで主に直径1.4 nmの細孔を有するヘモリシンという膜チャネルが用いられてきたが、これを用いたナノポア計測では、チャネルサイズより小さい分子の検出に課題があった。そこで本研究では構造を自由に設計できる配位高分子をヘモリシンと複合化することで、サイズ制御可能なナノポア計測を提案する。本研究の結果、1)水溶液中で構造が安定なRhMOPの合成、2)RhMOPとヘモリシンの複合化、に成功した。現在のところ、この複合化を確率的に行っているので、今後複合化の能動的制御を目指す。
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Scientific Reports
巻: 3 ページ: 1995
10.1038/srep01995
Proceedings of IEEE Transducers
巻: 1 ページ: 416-417
http://www.tuat.ac.jp/~rjkawano/