ポリシロキサンによる染色効果を調べ、本申請書で提案した新染色法の有用性をほぼ実証できた。また、Ti含有ポリマーによる染色に焦点を試しSi-ポリマーとTi-ポリマーの染色効果を比較した。 一方、他の顕微鏡による形態観察との比較を行った。Si化合物によって染色した試料について走査型顕微鏡観察(SEM)、原子間力顕微鏡(AFM)、共焦点走査型レーザー顕微鏡(CLSM)を用いて観察を行った。またSEM観察やTEM観察を行う際、エネルギー分散型蛍光X線分光法(EDX)を用いて、元素分析または元素マッピングを行ってSiやTi原子の濃縮位置を特定し染色機構を明らかにした。
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