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2013 年度 研究成果報告書

硝子体ダイナミクスと物性のその場観察への挑戦

研究課題

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研究課題/領域番号 24655103
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 高分子化学
研究機関九州大学

研究代表者

安中 雅彦  九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (40282446)

研究分担者 松浦 豊明  奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (10238959)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード硝子体 / ダイナミクス / 動的光散乱
研究概要

動的光散乱法 による豚硝子体のダイナミクスの検討から,硝子体ゲル中には速いモードと遅いモードの2つの拡散モードが観測された。硝子体ゲルはコラーゲンおよびヒアルロナンからなる複合ゲルであるため,DLSでは,それぞれのダイナミクスがカップリングしたモードを観測することになる。そこで構造モデルとしてコラーゲン繊維の形成するネットワーク中をヒアルロナンが充填しているモデルを考え,コラーゲンの動きがヒアルロナンのダイナミクスとカップリングしていることを記述する理論を構築した。理論は,実験結果を良く再現し,硝子体中のコラーゲンの協同拡散係数が,水中での拡散係数に非常に近い値であることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] Nonsolvents-induced swelling of poly(methylmethacrylate) nano -particles2013

    • 著者名/発表者名
      A. Shundo, K. Hori, David P. Penaloza Jr., K. Yoshihiro, M. Annaka
    • 雑誌名

      Phys. Chem. Chem. Phys.

      巻: Vol. 15 ページ: 16574-16576

    • DOI

      10.1039/C3CP52673A

    • 査読あり
  • [学会発表] 両末端を疎水化した感温性高分子のダイナミクス2014

    • 著者名/発表者名
      辻聡一郎,安中雅彦
    • 学会等名
      高分子ゲル研究討論会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2014-01-22
  • [学会発表] 有機−無機ハイブリッドゲルの眼科領域バイオマテリアルへの応用2013

    • 著者名/発表者名
      辻聡一郎,Kell Moetensen,安中雅彦
    • 学会等名
      高分子討論会
    • 発表場所
      金沢
    • 年月日
      2013-09-12
  • [学会発表] 有機−無機ハイブリッドゲルの眼内レンズへの展開2013

    • 著者名/発表者名
      辻聡一郎,安中雅彦
    • 学会等名
      高分子ゲル研究討論会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2013-01-16
  • [学会発表] 有機−無機ハイブリッドゲルの中性子散乱・レオロジー同時測定による構造・物性相関に関する研究2013

    • 著者名/発表者名
      辻聡一郎,Kell Moetensen,安中雅彦
    • 学会等名
      高分子ゲル研究討論会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2013-01-16

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公開日: 2015-06-25  

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