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2015 年度 実績報告書

繊維集合体における隙間のないユニークなパッキング構造化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 24655105
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

大崎 茂芳  奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (90273911)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード糸 / クモ / フィラメント / 集合体 / 加圧 / 面接触 / 変形 / 応力
研究実績の概要

クモの糸は円柱型フィラメントからなる。そのクモの糸繊維の集合体では、繊維が平行に並んで理想的に詰まったとしても繊維相互は線接触でしかない。もちろん、現実は繊維間に隙間が多くある。このため、一本の繊維での力学強度(応力)が大きくとも、集合体となると計算通りにはいかず、応力が大幅に落ちるという問題点があった。この問題点を解決すべく、繊維相互を面接触を容易にすべく、繊維の軸と垂直方向の圧縮特性を測定し、圧縮弾性率を計測した。その結果、繊維軸方向の弾性率に比べて、垂直方向の圧縮弾性率は2ケタほど小さいことから、繊維軸に垂直方向に加圧力の程度を探ることができるようになった。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] The effects of seasonal changes on the molecular weight of Nephila clavata spider silk.2016

    • 著者名/発表者名
      Shigeyoshi Osaki, Keizo Yamamoto, Takashi Matsuihira & Hiromi Sakai
    • 雑誌名

      Polymer Journal

      巻: 48 ページ: 659-663

    • DOI

      10.1038/pj.2015.138

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] クモの糸でヴァイオリンは弾けるのか?2016

    • 著者名/発表者名
      大崎茂芳
    • 雑誌名

      JAS Journal

      巻: 56 ページ: 28-37

  • [雑誌論文] クモの糸の不思議2015

    • 著者名/発表者名
      大崎茂芳
    • 雑誌名

      日本家政学会誌

      巻: 66 ページ: 521-528

  • [雑誌論文] なぜ、今クモの糸なのか?2015

    • 著者名/発表者名
      大崎茂芳
    • 雑誌名

      繊維学会誌

      巻: 71 ページ: 129-133

  • [学会発表] クモの巣はなぜ雨に強いのか?2015

    • 著者名/発表者名
      大崎茂芳
    • 学会等名
      第64回高分子討論会
    • 発表場所
      東北大学、仙台
    • 年月日
      2015-09-17 – 2015-09-17
  • [図書] クモの糸でヴァイオリンは弾ける?2015

    • 著者名/発表者名
      大崎茂芳
    • 総ページ数
      1-8
    • 出版者
      畑田家住宅活用保存会

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公開日: 2017-01-06  

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