アスベストの無害化・有効利用法の一つであるシリカのシリコーンポリマーへの変換法について、生成ポリマーのより高度な制御とその応用の可能性を検討した。 本法が反応性のシラノール残基を有するポリマーを与えることを利用して、シラノール残基と機能性官能基の双方を有する新規なシリコーンポリマーの設計と制御合成を行い、その特徴を活かしたポリウレタンフィルムの機能性添加剤や新規な高分子型接着付与剤としての効果を調べた。その結果、得られるシリコーンポリマーの構造がポリウレタンの機械特性や接着硬化特性に大きな影響を与えることが明らかとなった。
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