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2013 年度 実施状況報告書

網羅的遺伝子同定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24655155
研究機関岡山大学

研究代表者

世良 貴史  岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (10362443)

キーワード遺伝子
研究概要

分化や疾患など生命現象に関わる遺伝子群を網羅的に同定することは、生命現象のメカニズムの解明や疾患の新たな治療法を開発する上で非常に重要である。そのような遺伝子を網羅的に同定する手法の開発のために、本年度ではまず、ポジティブコントロールとして作用を示す、特定の遺伝子発現を制御できるサンプルの作製を行った。このサンプルを用いることにより、どれくらいの濃度で存在すれば、その機能を発揮できるかについての重要な情報を得ることができる。まず、その遺伝子を特異的に認識し発現調節が可能な候補サンプル4種類をデザインし、化学合成したフラグメントを出発物質として、それぞれのサンプルを3ステップで作製した。さらに、標的遺伝子発現を定量的にモニターできる系の構築も行った。最終的に得られた4種類のサンプルを個別に、モニター系と同時に動物細胞に導入した。1日以上において経時的に細胞を回収し、細胞抽出液を調製した。各々の細胞抽出液中の標的遺伝子の発現量を酵素的に定量したところ、すべてのサンプルで有意な遺伝子発現が見られ、特に一つのサンプルで、動物細胞への導入後3日培養して得られた抽出液において、顕著な標的遺伝子の発現が見られた。同じ実験を複数回繰り返し、この結果の再現性を確認することができた。さらに効果的な遺伝子発現を達成するために、さらなる5種類のサンプルをデザインし、それらの作製を行った。現在最後のステップを実施中で、完成次第遺伝子発現調節能を評価する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

昨年度までの遅れを取り戻すことができていないため。

今後の研究の推進方策

今までの遅れを取り戻すためにも、研究の進行をできる限り早める。

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公開日: 2015-05-28  

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