ダイヤモンド中の炭素の配列のように正四面体の中心と各頂点の位置に微粒子が配置された粒子集積体の調製法として,磁気粒子をコア,シリカをシェルとする中空コアシェル粒子を作製し,磁気的相互作用を利用する手法を検討した.磁気粒子にかえて酸化チタン粒子を用いる予備的検討により中空コアシェル粒子を調製する手法を確立し,これを用いる光触媒反応について検討を行った.つぎに磁気粒子としてマグネタイト型酸化鉄を用いて検討したが,粒子間の磁気的相互作用により中空コアシェル粒子の合成は困難であった.非磁性のヘマタイト型酸化鉄を光触媒反応に磁化できることを確認した上で,中空コアシェル粒子調製を試みたが合成できなかった.
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