研究課題
挑戦的萌芽研究
近赤外光を可視光に変換するアップコンバージョン蛍光体の飛躍的高効率化を目指し、ドーパント分布を最適化する新規な戦略に基づき、希土類多核錯体を前駆体とする合成法とドーパント濃度を検討した。得られた蛍光体は約50nmのナノ粒子であり、960nmの近赤外光励起下での発光輝度と量子収率を評価した結果、最大発光輝度は既存の合成法で得られるナノサイズ蛍光体より2-3倍高い値が得られた。
無機化学