連通孔を有する多孔質材料であるモノリスは機能性材料として注目されている。本研究では、耐熱性高分子としてビスフェノールA型ポリカーボネート(PC)とシンジオタクチックポリスチレン(SPS)を取り上げ、これらのモノリス作製を検討した。PCについてはクロロホルムを良溶媒に、シクロヘキサンを貧溶媒とする貧溶媒誘起相分離法により均一なモノリスを作製した。SPSについては、N-メチルピロリドン、デカリン、プロピレンカーボネートの混合溶媒に加熱溶解させ、20℃に冷却することで相分離を誘起し、容器形状に沿った成形体を得た。
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