研究課題
挑戦的萌芽研究
炭化ケイ素(SiC)中の単一光源となる欠陥中心の探索のため、半絶縁性SiC基板に室温で2 MeVの電子線を照射し、その後、アルゴン雰囲気中で300 ~ 500 Cの熱処理を行うことで、従来報告されているシリコン空孔(Vsi)からの発光に加えて、波長670~700nm領域に非常に強い発光が観測されることを明らかにした。低温でのフォトルミネッセンス測定より、この発光の起源が正に帯電したシリコン格子位置の炭素と炭素空孔の複合欠陥(CsiVc)であること、共焦点顕微鏡を用いたアンチバンチング測定から、CsiVcが単一光源であることを見出した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)
Nature Materials
巻: 13 ページ: 151-156
10.1038/NMAT3806
IEEE Conf. publication, Proceedings of 2012 Conference on Optoelectronic and Microelectronic Materials and Devices ,(COMMAD 2012)
巻: 1 ページ: 217-218
10.1109/COMMAD.2012.6472328
http://www.taka.jaea.go.jp/eimr_div/RadEffects/index_j.html